Q.28 テレビに出る際に、最も気をつけていることって何ですか?
ボクも視聴者だから、視聴者が何を見たいかが分かると関根さんは語る
関根さん自体が視聴者の気持ちになっている感じですね。
そう! 視聴者は今何が見たいのか? ボクも視聴者だから分かるんですよ。今でも家にいればテレビもよく見てるし、大好きだから。バランスを考えないで前に出てくる人って不愉快ですからね。相手も輝かせて、自分も輝く。それが、本当のプロの仕事だと思うんですよ。
そういう気持ちになったのってどれくらいからですか?
やっぱり余裕が出てきた頃からですよね。子育てをして、35歳で旗揚げして座長をやった頃ですね。それまでは、小堺(一機)君がメインでやってるからボクは1/3くらい出てればよかった。そこでは、いかにボクの持ち場だけを面白くするかで良かったですよ。それしか考えなかったんです。ところが、座長になると十何人いるから、それぞれみんなが目立たなければいけない。全体としても面白くなければならないんですよ。それを考えるようになってからテレビでもそういう気持ちが強くなりましたね。
旗揚げしたってことは自分の劇団じゃないですか。自分だけが目立とうという気はなかったんですか?
自分のところは頑張るけど、他のところは他の奴に頑張ってもらわないと2時間もたないんですよ。「オレは疲れたから、みんな頑張ってくれ」って(笑)。なるべくみんなが活躍できて気持ちいいようにって考えてます。自分だけが面白くてもダメなんですよ。その番組自体が面白いと思われないと、視聴者もついてこないし、スポンサーだってつかないですからね。
明日は「Q.29 趣味が欲しい! 大人の男子へ関根さんがお勧めするなら?」です。
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